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  トップページ評価の基本評価のQ&A人事制度の基本有名人の評価言いたい放題掲示板
   

  評価の基本9

 
   

 41.目標面接の流れ

 
   

 

項目

内容

導入

労をねぎらい、話しやすい雰囲気を作るため、軽い話題から入る。(最近の仕事、趣味、家族など)

主旨説明

面接の目的を確認する

方針の確認

部門目標・方針の確認(事前に説明しておいて、ここでは簡単に)

自己目標の
確認

部下の目標を聞く(成績考課を中心に)

目標の内容すり合わせ意見交換

それぞれの目標について、内容と目標レベルを確認する。
上司の期待とちがう場合は、妥当な目標に修正するよう誘導する。
場合によっては、達成方法の話し合いもここで行う。

目標の確認とウエイト配分難易度設定

目標項目と目標レベルが決まったら確認し、そのそれの目標の重み付け(ウエイト)と難易度の設定を行う。場合によっては、ここで達成方法の話し合いを行う。

達成方法の確認

達成のための対策を話し合う。阻害要因とその対策も考える。支援内容についての確認も行う。

目標カードの修正記入と最終確認

目標の修正があれば修正し最終確認をする。修正は部下が行う。

エンディング

話し残したことはないか確認し、応援するということを付け加えて、激励する。

 目標面接では、目標の設定のみで終わるのではなく、その目標をどのように達成するか、上司はどのような支援をするかを話し合うことが大切である。

● もっと詳しく知りたい。実際の導入を検討したい方は → こちらへ
  目標面接シナリオシートもあります。

 

 

 
   

 42.育成面接の流れ

 
   

 

項目

内容

導入

話しやすい雰囲気を作るため、軽い話題から入る。(趣味、家族など)アンラッキーがあればそのことも。

主旨説明

面接の目的を確認する。

自己評価

部下の自己評価を聞く。(成績考課を中心に)

上司評価
意見交換

上司の評価を話す。客観的に事実を示しながら話す。部下評価とちがう場合は、まず、なぜそのように評価したのか、部下の考えを聞き、その後、上司の考えを述べ理解を求める。

原因・理由

仕事がうまくいった理由や、うまくいかなかった原因を考えさせる。
成功要因・失敗原因を確認し育成項目をピックアップする。

部下振り返り

その他、勤務態度等で反省点がないか確認する。

注意すべき点

勤務態度等でマイナスの行動があればここでもう一度注意する。
「〜〜はいけないよ」ではなく「〜〜してくれればよかったな」という風に肯定的表現にする。問題点が大きければ育成項目に上げる。

ほめるべき点

勤務態度等でよい行動があった場合はここでほめる。

育成すべき点

能力考課のマイナス点、またはプラス点でもっと伸ばしたい項目、勤務態度でのマイナス点を育成項目としてあげ、確認する

エンディング

積極性でのプラス点を最後に話し、終了。

 育成面接では、結果の評価フィードバックのみで終わるのではなく、成功要因・失敗原因を確認し育成項目をピックアップし、今後の改善に結びつけることが大切である。

● もっと詳しく知りたい。実際の導入を検討したい方は → こちらへ
 育成面接シナリオシートもあります。

 

 
   

43.ディレールメント

 
   

 最近、コンピテンシーとともにディレールメントという言葉が人事管理の世界でよく使われるようになってきているので、ちょっと整理してみる。

1.コンピテンシー

 高い業績を上げる人達の行動特性を「コンピテンシー」と言い、最近の人材開発・人事評価にはこのコンピテンシーを取り入れる企業が多くなってきている。
コンピテンシーをモデル化し、それを見習わせることで人材育成につなげようというものである。 
 基本的には、優秀な行動が高い成果に結びつくという考えである。

2.ディレールメント

  しかし、有能で高い業績を上げている人達には、コンピテンシーだけでなくマイナスの行動特性もあることがある。
  例えば、管理職の場合
   ・部下の意見や行動に対して常に否定的な対応をする
   ・日頃から部下の意欲を下げるような言動がある
   ・細かいことまでにいちいち口をはさみ部下に仕事を任せることができない
 などである。
  このように優秀な人達が陥りやすいマイナスの行動特性のことを「ディレールメント(レールを踏み外す)(問題行動)」と言う。
そして、このディレールメント(問題行動)が機会損失に結びつくと考え、排除する必要が出てきている。

3.人事評価への活用
 コンピテンシーにより、優秀社員の行動特性を行動指針の形にして、人事評価に活用するということは以前から行われてきたが、これに加えて、ディレールメントにより、問題行動を事例として表して、そのような行動がなかったかどうかを評価するようにする。
  優秀社員の行動特性については加点評価を行い、問題行動については減点評価を行う形が実態に合っている。

 実は、「逆コンピテンシー」という名前で、以前から数社で導入しており、行動評価(プロセス評価)をコンピテンシー一本で行っている企業より、評価の納得性が高く、育成にも効果が出ている状況である。

 参照 評価の疑問>評価の基本>逆コンピテンシー

 

 
   

44.総務・経理部門の行動考課用紙例

 
   

  最近ある会社で使用している総務・経理部門の行動考課用紙。PDFファイルです。

 → 総務・経理部門の行動考課用紙(PDFファイル)

 参考 目標カードの例 → 32目標管理シート33目標カードの例 
     営業部門能力考課用紙の例 → 34人事考課用紙の例

● もっと詳しく知りたい。実際の導入を検討したい方は → こちらへ
 育成面接シナリオシートもあります。