松原教授

　■　東洋大学の松原聡教授の人事考課　（考課日：2000/7/6）

　１．考課対象

TBSラジオ森本毅郎スタンバイの「日本全国8時です」出演内容。
直接的には7月6日放送分を対象。

　２．主な行動事実

１．昨年12月に放送した山形新幹線のその後。
２．先週放送した新人官僚の研修の話。

　３．人事考課の考え方

１．成績考課
　職務基準を、興味深い話題をわかりやすく話し番組のファンを拡大すること、と考えると、新人官僚の研修会の内容などは通常知ることできない内容であり、期待以上Ａと評価できる。

２．情意考課
　その場その場で批判や問題点を指摘するだけのコメンテｰタｰが多い中、半年後の状況などを検証し伝えている点は責任性Ａと評価できる。
　また、新人研修の内容についても、官僚批判につながるような内容をもあえて放送し官僚の意識改革につなげよう、さらに、本人のかかわる審議会等でもそのような内容を提言し官僚機構の改革につなげようという意識が高く、積極性はＡと判定する。

３．能力考課
　大学教授とすればすべて期待通りといえるが、新人官僚の帰属意識について着目した点ついては、判断力でＡと判断できる。

４．ウエイト
　久米キャスターと同じ、成績２０％、情意４０％、能力４０％とする。

５．結果
　総合評価70点、申し分ないＡと評価できる。

　４．人事考課の結果

考課項目・要素	評語	ウエイト
成績考課	Ａ	２０％
情意考課・規律性	Ｂ	１０％
情意考課・責任性	Ａ	１０％
情意考課・協調性	Ｂ	１０％
情意考課・積極性	Ａ	１０％
能力考課・知識技能	Ｂ	５％
能力評価・判断力	Ａ	１０％
能力評価・企画力	Ｂ	１０％
能力評価・折衝力	Ｂ	１０％
能力評価・指導力	Ｂ	５％
総合評価	Ａ	７０点

　５．補足説明

　　以前に放送した内容の後追いをしっかりやっている点は非常によいことである。その場その場の一生懸命ではなく、その場に至るまでどうであったか、また、その後どのようなフォローをしたかが、責任性である。
　ほとんどの人は、その場その場ではみな一生懸命になる。
問題は、そこに至るまでの過程とその後のフォローが大事なのである。