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トップページ評価の基本評価のQ&A人事制度の基本有名人の評価言いたい放題掲示板

      自民党総裁森喜朗氏の人事考課 (考課日:2000/6/26)  
     1.考課対象  
   

 第24回衆議院選挙

 
     2.主な行動事実  
   

 新聞報道等でご承知のとおり。

 
     3.人事考課の考え方  
    1.成績考課
 与党3党で安定多数確保したものの、大幅に議席の減らしたため、「かろうじて業務は遂行できたC」と判断せざるをえない。

2.情意考課
 仕事の最終目的よりも、その場その場での「受け」にこだわり、「神の国」以降、不適切の表現が続いていたことから、責任性はCと判断する。
 協調性に関しては、公明党に対する選挙協力において不十分であったのでCと判断せざるを得ない。
 規律性、積極性は特に問題なかったBと判断する。

3.能力考課
 マスコミ等で資質が問われているが、人事考課では資質は関係しない。客観的事実を捕らえてその事実を評価する。
 まず、自分の発言について、後から真意の説明を繰り返すということが再三あったが、これは的確に自分の真意を伝えられないということであり、折衝力はDと判断する。(折衝力は表現力が上達した能力であり、表現力のレベルでも問題がある)
 判断力、企画力、指導力については、自身で何も特別な判断、企画、指導していないようであるから考課不能。便宜上Bとする。

4.ウエイト
 選挙であるということと、自民党総裁は総理大臣になるということを考慮して、成績40%、情意20%、能力40%とする。

5.結果
 総合評価は46点で「かろうじてC」となる。45点未満だとDであった。日本の将来のため今度の奮起を期待する。

 
     4.人事考課の結果  
   

 

考課項目・要素 評語 ウエイト
成績考課 C 40%
情意考課・規律性 5%
情意考課・責任性 5%
情意考課・協調性 5%
情意考課・積極性 5%
能力考課・知識技能 5%
能力評価・判断力 −(B) 10%
能力評価・企画力 −(B) 5%
能力評価・折衝力 10%
能力評価・指導力 −(B) 10%

総合評価

46点

 

 
     5.補足説明  
   

 人事考課では「資質がない」とか「認識が甘い」などは評価の対象にはならない。これらは、「このような発言が多いということは資質がない」と言うように、評価者の想像が入っている。考課者が勝手にいろいろ考えて評価することを論理的誤謬といい、人事考課のエラーになってしまう。
 ましてや、資質などは客観的基準がなく、評価のしようがない。