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      言いたい放題 11  
    51.ほめて育てる  
     一時、マラソンの小出監督がほめ上手ということで、話題になったことがある。そのほめ上手が高橋尚子選手を育てたという話も出ていた。

 確かにそうでしょう。あれだけ厳しい(過酷な)練習を課してきるわけであるから、それに耐えている選手に対してほめるしかないでしょう。練習でも明確にタイムが出るわけであるから、指導者がとやかく言わなくても、本人は自覚する。技術的なアドバイスは必要かもしれないが、叱る必要はまったくない。逆に、その練習を乗り越えたことをほめるべきであるし、それは当たり前のことである。

 ところが、世の中には厳しい練習(日ごろの行動)を課しもしないで、ただほめることがよいこと度と思っている管理者がいる。
ただ表面上、小出監督の真似をすれはいいというものではない。

 まず、厳しい練習をするとい動機付けと習慣を作り、その上で、結果は別にしてその努力をほめる。これが一番。
 厳しい練習をするという動機付けと習慣作りがうまくいかずに、その物足りなさについ叱ってしまう。これが2番かな?
 厳しい練習を課さず日ごろから甘やかして(ほめて)、結果が悪いと怒鳴るタイプ。これが最悪。
 日ごろから甘く、結果が悪くても何もいない管理者って言うのはいるのだろうか?いや、これは管理者ではなくて、神様であろう。

 いずれにしても、他人の成功例は参考にはなるが、それぞれ状況が違うので表面上の真似するだけでは、逆効果になることもある。

 

 
    52.小泉首相メルマガで釈明  
     今回の「田中外相更迭」を機会に、小泉メールマガジンの配信を停止した人も多いと思いますが、今日届いた、メールマガジンに「田中外相更迭」の釈明が載っていました。配信を停止した人(もともと配信を希望しない人も含めて)のために、その部分だけ掲載します。

小泉内閣メールマガジン 第32号 =========================== 2002/01/31

[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ]

● 国会審議に臨む

 小泉純一郎です。

 一昨日、田中外務大臣の退任について決断をしました。

 政府内の問題で、国会審議の混乱を招いたことは、大変残念であり、その責任を重く受け止めています。

 これからの外交には、NGOとの協力が大切です。外務省には、今後一層NGOとの意志疎通を図り、互いに協力して仕事をしてもらいたい。今回の件では、結果的に「言った、言わない。」の議論になって、国会審議にまで迷惑をかけることになってしまいました。

 今回の措置は、日本経済が厳しい情勢にある今日、補正予算をはじめ、来年度予算を一日も早く成立させることができるよう、全力を挙げていくため、やむを得ないものであったと思っています。

 田中眞紀子外務大臣には、内閣発足以来、日本外交の推進に活躍していただき、多くの国民を惹きつけ、透明で身近な外交の実現と、外務省改革に、真剣に取り組んできていただきました。このような形で退任していただくことになったことをとても残念に思っています。

 今後、外務省改革を推進し、山積する外交の諸問題に取り組む体制を一日も早くつくっていきます。

 今年は、改革断行の年。
 昨年以来、改革に向けた大きな方針を示し、改革を進めてきました。改革は着実に進み始めています。官から民への動きが始まっています。雇用情勢の厳しい中、サービス業などで新しい雇用も生まれてきています。この動きをさらに本格的なものにしていきたいと思います。

 内外の山積する課題の解決に向けて、身を引き締めて取り組んでまいります。

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皆さんどう感じですか?

 

 
    53.内閣支持率46.9%に急落  
     読売新聞社が実施(1月31日と2月1日の両日)した緊急全国世論調査(電話方式)によると、小泉内閣の支持率は46・9%に急落したそうである。同内閣は、昨年4月に発足して以来、80%台半ばから70%台後半の高支持率を維持してきたが、今回、約30ポイントも下落したことになる。

 今まで、景気回復が遅れても、失業率が最悪の状態になっても、平均株価が10,000円を切っても、高い内閣支持率を維持できたのは、もう少し我慢すれば、日本を変えてくれる、本当に改革してくれるという期待感があったからである。その象徴的な改革が田中外相の外務省改革であり、外交手腕には多少疑問が残っても、外務省を変えてくれるという期待があり、田中氏を支持し、内閣を支持していたわけである。

 国民からみれば、機密費問題や水増し請求が組織的に行われていた外務省は「悪」である。その悪に立ち向かう田中外相にエールを送っていたわけであるし、そのようになることを見越して任命した小泉首相にもエールを送っていたたわけである。 聖域なき構造改革といっても、遅々としてすすまず、国民から見てわかりやすく、「改革で頑張っているな」と認識できるのは、唯一、田中外相の外務省改革だったわけである。

 その田中外相を抵抗勢力との対立を理由に更迭してしまうようでは、今までの改革を否定しまうことになってしまう。結局は今までの自民党の手法と同じように「クビを取っておしまい」では、誰も納得しない。今までとは違うという期待でこれまで我慢して支持してきたのに、今までと同じでは、これまでの我慢はなんだったんだ、ということになる。

 外務省改革の芽を自ら摘み取ってしまう小泉首相には、日本全体の構造改革はできないということがわかった国民は、もうがまんしないであろう。逆に、今まで我慢した分を上乗せして、厳しく小泉内閣を評価していくのではないだろうか。

 政府首脳は「田中氏の個人的人気」による一時的な低下と楽観視しているようであるが、決して個人的人気うんぬんではないであろう。田中氏が支持を得ているのは、外務省を改革しようという強い決意がにじみ出ていたからであり、実際に孤軍奮闘していたから、その姿勢に対して支持していたわけである。お飾り大臣で、外務省と対立しなければ、これほど支持しなかったはずだ。

 小泉改革(その中の一つである外務省改革)の最大の抵抗勢力が実は小泉首相であったということが、今回の支持率低下につながったと見るのが、妥当ではないであろうか。

 と私は感じる。

 

 
    54.北米のためのオリンピック  
     フィギュアスケートの採点疑惑報道の時から、うすうす感じていたことであるけれど、金メダルが2個になって、さらに、ショートトラックなどの不可解な判定が続くとやっぱりか、という思いがする。
 これらの判定で得をしたのは、アメリカとカナダの選手。国からのプレシャー、マスコミのプレッシャーなどで地元有利になってしまったのは、わからないでもないが、オリンピックの権威を下げてしまったということも事実であろう。
アイスホッケー 男子準々決勝で、ロシアは長野五輪金メダルのチェコと対戦。1−0で勝ったが、審判があまりにもひどかったと、ロシア五輪選手団の代表は「GKが防がなければ0−6で負けていた」と非難。
フリースタイルスキー 女子エアリアル決勝で、ロシア五輪委員会は、国際スキー連盟に抗議文を提出。4位カロレワが、1回目トップながら2回目で得点が伸びなかったことで、採点に偏りがあるとした。
スキー距離  女子20キロリレーで、ロシアの中心選手のラズティナが血液検査で高数値を示し、交代選手を用意できずに、棄権を余儀なくされた。
バイアスロン 男子20キロの開始前に、6位になったロストフツェフが、不当なドーピング検査を受けたとしてロシアバイアスロン連合は、国際バイアスロン連合に抗議文を提出。通常の採取量の3倍にあたる血液を抜かれたという。
フィギュア 自由演技で、フランス人審判員の不正採点疑惑が発覚。国際スケート連盟(ISU)と国際オリンピック委員会(IOC)は、同審判員の不正を認め、ロシアを1番とした採点を無効とし、カナダを銀から繰り上げ、2組を金メダルとした。
スノーボード ハーフパイプ男子決勝で、中井孝治がほぼノーミスで演技。しかし、最低点が出て抗議したが判定は覆らず。
ショートトラック 男子1000メートル準決勝で、1位でゴールした寺尾悟が、転倒を誘発したとして走路妨害で失格。日本はISUに抗議文を提出。
ショートトラック 男子1500メートル決勝で、韓国の金東聖が1位になったが、進路妨害で失格。地元のオーノに金が転がり込んだ。


 
    55.外務省の管理者評価項目  
     外務省の管理者評価表の評価項目が明らかになった。ちょっと抽象的だけどしないよりはマシ。面接や部下からの評価も併用されるようで、その運用状況を見てみたいものである。
分類 項目 内容
仕事のマネジメント リーダーシップ・先見性 組織の目標・戦略を明確に打ち出し、必要な情報を部下に伝え、目標達成に向けて動機付けをする。
先を見越して必要な手を打つ。
一貫性・確実性 基本的な方針、方向性がぶれない。
判断には経験に裏打ちされた慎重な配慮を払う。
決断力 意思決定を先送りせず、最終目的を見据えて的確、迅速に決断。
人のマネジメント 公平さ 部下に公平に接し、仕事の成果を客観的に評価。
コミュニケーション 部下の意見・提案に耳を傾けて意思疎通。
責任感 部下に仕事を任せつつ、最後は責任をとる。
効率性 部下の能力・繁忙度を把握し、適切に業務分担。
人材育成 部下に適切な助言や指導を行う。
倫理 廉潔性 倫理観をもって行動し公私混同はない。

 

評価段階 定義
非常によく当てはまる
比較的当てはまる
どちらともいえない
あまり当てはまらない
全く当てはまらない
よくわからない